ケニアの選挙管理委員に対する野党支持者の抗議デモで5歳の子供を含む死傷者

5月に開かれた来年の選挙の管理委員の罷免を求める集会
                                         https://youtu.be/X0c1xnq1xGk

公正な選挙を求める「激怒の日」



6日ケニアの前首相を支持する市民グループは大統領に有利になるように計らったとして選挙管理委員会の改革を求める抗議を行い、道を封鎖したりタイヤを焼くなどし「激怒の日」としてアピールをしました。


ケニアの大統領選きょうは2017年の8月に行われる予定ですが、2007年、2013年と野党が選挙に不正があったと訴えていました。特に2007年の選挙後に起きた暴動では1200人以上が死亡する事態にまで発展しています。









抗議している市民は野党の「改革と民主主義のための連合(CORD)」の指導者であるライラ・オディンガ氏を支持する人たちで不正を行っているとして政府に対抗して通勤通学に多くの人が使用するシラレ・キシイ道路を封鎖しました。




2人が死亡、5歳の子供を含む6人が負傷





目撃者によると、ケニア西部のキスムで開かれた反政府集会では警察が市民に対して発砲し、2人が死亡し6人が負傷しているようで、負傷者の中には銃弾を受けた5歳の男の子も含まれています。









「催涙ガスの月曜日」




抗議デモは毎週月曜に行われており、ケニアでは「催涙ガスの月曜日」として国内では広く知られ、月曜日には多くのお店がシャッターを下ろしたままになります。参加者は「#IEBCMustGo」のハッシュタグをつけたツイートをしてケニア国内の各地での運動をする人たちの間で団結する気持ちを高めています。








こうした動きに対し3日、ケニヤッタ大統領はCORDに対して議会は公正な選挙を開くための第三者機関を設置するための委員会を設置するから続いている抗議行動をやめるよう申し入れました。




治安当局は、ウフル公園での野党側の集会を禁止するなど抗議活動への圧力を強めていますが、CORDは選挙委員そのものの廃止を求めており、警察がデモに参加する人への殺傷をもほのめかす中の抗議行動でした。






キスムでは5月23日にも野党支持者と治安部隊との衝突で1人が亡くなっています。






参照


http://www.aljazeera.com/news/2016/06/protests-kenya-opposition-marks-day-rage-160606072256568.html
http://news.biglobe.ne.jp/international/0524/rtr_160524_6648949522.html
http://mainichi.jp/articles/20160607/dde/007/030/035000c
http://www.nytimes.com/2016/06/07/world/africa/kenyas-collective-uh-oh-another-election-is-coming.html?_r=0



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