トランプ氏の集会の会場外で抗議する人たちが一部暴徒化

                                        https://youtu.be/BXpdikz-fpQ より

トランプ氏が会場を去った後に激しさを増した抗議者たち



アメリカ大統領選で共和党の指名がほぼ確実となっているドナルド・トランプ氏は24日に行われたワシントン州でも勝利し、過半数の1237人がさらに近づく結果となりましたが、同じ日にニューメキシコ州のアルバカーキで行われたトランプ氏の選挙集会の会場前で同氏に抗議する人の中にガラスを割ったり警官隊に石を投げつけるなど一部の人が暴徒化する騒ぎがありました。












「ニューメキシコ州で火曜夜に開かれたドナルド・トランプ氏の選挙集会に対する抗議が暴力へと変貌」




トランプ氏に抗議するために集まった1000人ほどの人たちは移民政策に反対する横断幕を掲げて平和的な抗議活動をしていましたが、次第に抗議はエスカレートし、警察が築いたバリケードを突破して選挙集会が開かれていたコンベンションセンターに迫る姿も見ら、逮捕者も1人出ています。




警官隊も騎馬警官が出動し、催涙スプレーがしようされるほどの状況になっていたようです。当初、一部では発砲もあったという報道もありましたが、地元警察はツイッターで「確認されていない」と報告しており、壁にあった弾痕はペレット銃によるものだとしています。






「ニューメキシコ州でのトランプ氏選挙集会の会場外で起きた混乱場面」





トランプ氏の演説が終わって1時間以上が経っても数百人規模の抗議者がその場を離れずに警官に囲まれながらチャントをしたりメキシコの国旗を振ったりと抗議運動を続けていましたが、警棒や催涙スプレーなどを使って警察隊が事態の収拾を図りました。



「ニューメキシコのトランプ氏選挙集会会場前の一場面。抗議をする人たちが警察車両の屋根の上を走る。暴徒鎮圧部隊が進み出る」





民主党の指名獲得がほぼ確実なクリントン氏も、そしてトランプ氏も22日に行われたワシントン・ポスト紙の世論調査では57%以上の人が「好感が持てない」と答えていますが、特にアンチ・トランプの勢いは支持者と同じくらい激しく、今回と同様の事件は3月にもあり、トランプ氏の支持者と反対者の間で衝突があり、選挙集会が中止になる事態となっています。




参考記事:強まってきた反トランプの風。共和党内からの批判、デモ、アノニマスなどのまとめ




また、24日にはスティーブン・キング氏を始めとするアメリカの作家450人以上がトランプ氏が大統領になることについて反対する「米国民への公開書簡」を公開し、女性やマイノリティへの差別発言や異論を抑え込むやり方について批判する姿勢を表明しています。







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