アメリカ大統領選挙。共和党候補クルーズ氏が撤退を表明。トランプ氏「さみしいなぁ!」


                                                         picture by Gage Skidmore

インディアナ州の予備選挙の結果を受け



3日にインディアナ州で行われたアメリカ大統領選の共和党予備選挙においてドナルド・トランプ氏が勝利を確実にした結果を受け、一番の対抗候補のテッド・クルーズ氏が選挙活動からの撤退を発表しました。これによって大統領選の共和党候補はトランプ氏とケーシック氏を残すのみで、トランプ氏の指名がほぼ確実になりました。





3日の夜に行ったスピーチで、クルーズ氏は次のように語りました。



「わたしは当初から、勝利へむすびつく道筋がわずかでも残されている限りは(選挙戦を)続けると申し上げてきました。しかし、今日、残念ながらその道筋が閉ざされてしまったようです。有権者の方々は私とは違う道筋を選んだ。悄然たる心持ちです。しかし、これから先のこの国の将来に対してどこまでも楽観的な気持ちを持って、我々は選挙活動を中止したいと思います」



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4月20日の大票田ニューヨーク州、4月26日の東部5州、そして5月3日のインディアナ州とすべてでトランプ氏が勝利。ジョン・ケーシック候補と協力してトランプ氏が過半数となる1237人の獲得議員に達するのを避け、決選投票での決着に持ち込こもうとしましたが、それも不可能な結果になりました。




ケーシック陣営は?トランプ氏の反応は?




ケーシック陣営は選挙戦について「変更の予定はない」とFacebookに投稿し、今後も続ける意向を明らかにし、「われわれの選挙戦略は今も継続しており、党大会での指名獲得に向けて活動している」としています。




共和党候補の指名がほぼ確実となったトランプ氏は、クルーズ氏撤退の知らせを受けて、ツイッターで次のようにコメントしています。






「おや、”嘘つき”テッド・クルーズが今日本格的にヤバい状態になってしまったようだ。あいつの非難はずっと意味わからなかったもんな。プレッシャーに耐えられなかったってことか―大統領候補にはあまり向いてないね。さみしいなぁ!」






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