イギリスとアイルランドのマクドナルドが時間限定営業に

新型コロナウイルス対策でイギリス国内全1270店舗が19時までに営業を終了





イギリスとアイルランド国内にあるマクドナルドの全店舗は3月23日月曜日の午後7時までには閉店することになると同社は発表した。これはコロナウイルス対策として実施されるもので、消費者と従業員の安全を確保することを目的としている。同社のイギリス国内における従業員数はおよそ13万5000人におよび、その大半が雇用者の呼びかけに応じて従業員が勤務する「ゼロ時間契約」の勤務形態を取っている。イギリスではすでに書店のウォーターストーンズ、アパレルのプリマーク、スイーツカフェのパティスリーヴァレリーが同様の発表をしている。


Twitterに投稿された声明の中でマクドナルドUKは、「難しい決断」を受け入れたと述べ、イギリスの全店舗が23日月曜日には「遅くとも」午後7時には閉店するとしている。




イギリスのマクドナルドは座席でのサービス提供は中止していたが、ドライブスルーや持ち帰りは続けていた。ボリス・ジョンソン首相が金曜日にパブ、クラブ、レストランを閉鎖する要請を受けての決定であるとみられる。同社に直接雇用されている従業員は、4月5日までの所定労働時間について、全額を受け取ることになる。それまでには、金曜日にリシ・スナック財務相が発表した財政援助パッケージでは、一時解雇された従業員の賃金の80%が、最高月2500ポンドを上限として支払われる。


英国・アイルランド法人のポール・ポムロイCEOは日曜日に次のようなコメントを発表した。

「昨今の多忙な24時間のテイクアウトとドライブスルーの接客では、安全な社会的距離を維持することがますます難しくなってきました。

今回の決定はお客様を軽視してのことではなく、従業員の福利と安全を考慮し、お客様にとって最善だと判断してのことです。


地域の団体と連携を取りながら、飲食を提供する責任を果たして参りたいと思っております。


これほど大変な状況に見舞われている中で、力を尽くしてくれている素晴らしい従業員たちに感謝の言葉を贈ります」









こんな記事も読まれています

Social