アフガニスタンでISの幹部が米軍無人機の空爆によって死亡していたことが確認




アフガニスタンとパキスタンのIS支部「ホラサン州」知事、カーン幹部の殺害




アメリカ国防総省は8月12日、アフガニスタンとパキスタンを拠点としているIS支部の指導者ハフィズ・サイード・カーン容疑者を7月26日に軍の無人機によって殺害したことを確認しました。



アメリカ軍は5月にもアフガニスタンにおいて軍のドローンによってタリバンの指導者ムラー・アクタール・ムハンマド・マンスール師を攻撃し、死亡を確認しています。


関連記事:タリバン最高指導者ムラー・マンスール師の死亡をアフガニスタン情報局が確認




IS戦闘員育成拠点のナンガルハル州




無人機による攻撃が行われたのはアフガニスタン東部のナンガルハル州で、ISはこの地を戦闘員を訓練する拠点としていました。アメリカ軍への攻撃や同州でのテロ活動などに関与していたカーン容疑者の死亡はISの今後の活動に大きな影響を及ぼすとアメリカ政府は見ています。








カーン容疑者死亡のニュースはすでに昨年1度報じられていて、アフガニスタンの情報局員がその死を主張していましたが、事実が確認できないままになっていました。





しかし、今回はアフガニスタン治安部隊がナンガルハル州コット地区で、ISが「ホラサン州」と呼ぶアフガニスタン・パキスタン地域の知事の座に就いていたカーン容疑者の死亡を確認したとパキスタン駐在のアフガニスタン大使のオマル・ザキールワル氏がロイター通信に語っています。





アメリカ国防省のゴードン・トローブリッジ報道官もその後にカーン容疑者の殺害を認めていますが、空爆を行った地域についてはコット地区ではなくアチン地区だったとしていて、アフガニスタン政府とは異なる報告となっています。





元タリバン出身が7割のアフガニスタンIS戦闘員





カーン容疑者は2014年に現在ISのカリフであるとしているアブー・バクル・アル=バグダーディー指導者に忠誠を誓い、ホラサン州の知事に任命されていましたが、それまではパキスタン国内のタリバンで上級司令官の位置にあった人物でした。





その後ナンガルハル州を中心として戦闘員を育成する任を負うとともに、2015年4月に起きたジャラーラーバードの自爆テロに関与していると国防省は分析しています。






ISが支配しているのはナンガルハル州の一部ではあるものの、タリバンを離脱した兵士がパキスタンとの国境を接しているこの地域に集まり、ISの戦闘員としてふたたび活動している実態があります。先月からアメリカとアフガニスタン軍によるISへの攻勢が強まり、同国内でのIS戦闘員の数は3000人から1500人に半減したとされていますが、もともと3000人の7割近くがパキスタン国内のタリバンに所属していた兵士だということです。




IS関連記事一覧




参照


https://www.theguardian.com/world/2016/aug/12/isis-leader-pakistan-afghanistan-hafiz-saeed-khan-killed
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081300097&g=isk
http://www.sankei.com/world/news/160813/wor1608130023-n1.html
https://www.washingtonpost.com/news/checkpoint/wp/2016/08/12/reports-head-of-islamic-state-in-afghanistan-killed-in-u-s-drone-strike/




こんな記事もあります













こんな記事も読まれています

Social