https://youtu.be/3sSUpKqMScw |
銃規制反対派の支持獲得を確かなものにしようというトランプ陣営
6月に起きたオーランドの銃乱射事件から、7月に入って黒人市民と白人警官のあいだでの銃撃事件など、アメリカ国内では銃規制についての議論が高まっています。
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そんな中、11月の大統領選挙に共和党の指名候補ドナルド・トランプ氏は以前から銃規制を反対する姿勢を表明していましたが、8月9日に行った演説では対立候補であるヒラリー・クリントン氏の暗殺を示唆するような発言をし、物議を醸しています。
トランプ氏は銃規制を訴える民主党候補のクリントン氏が大統領に就任してしまったら、これまで保たれていた均衡を崩すような最高判事を指名することは間違いなく、それは「最悪の日」になるだろうと主張。
「銃規制反対派の方々は、どうかわからない」
「みなさん、彼女が自分の思うような判事を指名してしまったら私たちにはもうどうすることもできません。ただ、銃規制反対派の方々なら、ここにもいらっしゃるでしょうが、どうかわかりません」
もちろん直接的に暗殺を支持するような内容ではなく冗談のつもりで言ったようですが、大統領候補の立場にある人がその可能性を許してしまうような発言をしたために、トランプ氏は今回も多くの批判を集めています。
トランプ陣営は「銃規制反対派の人たちは素晴らしい精神力を持っていて、団結力もずば抜けており、政治にも影響力を持っている」というコメントを発表し、具体的な凶器の行使ではなくあくまで団体としての力でトランプ氏に投票してヒラリー氏の当選を阻止するという趣旨であったと説明しています。
これにたいしてクリントン陣営のキャンペーン・マネージャーのロビー・ムック氏は「なんのことはない。トランプ氏の発言は危険な内容だ。大統領を目指す人物はいかなる暴力を示唆することがあってはならない」としています。
参照
http://www.nytimes.com/2016/08/10/us/politics/donald-trump-hillary-clinton.html?_r=0
http://jp.reuters.com/article/usa-election-idJPKCN10K2NX
http://www.vox.com/2016/8/9/12415644/donald-trump-second-amendment-joke
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