英仏海峡トンネルもポンド安などイギリスのEU離脱の影響で減収の見込み

                                                https://youtu.be/lan2vT5LD70



内閣総理大臣に就任したイギリスのテリーザ・メイ首相は閣僚に対してEU離脱を成功裏に終わらせるよう指示し、離脱派の中心人物だったデービッド・デービス元欧州担当相を任命するなど、着実にその日に向けて動き出しています。






ポンド安がもっとも大きな原因





そんな中、島国イギリスと大陸側のフランスを結ぶ「英仏海峡トンネル(別称 ユーロトンネル)」を運営するGroupe Eurotunnel SAが20日に、イギリスのEU離脱によって英仏海峡トンネルの収益は減少するだろうという見通しを発表しました。





英仏海峡トンネルが開通したのは1994年のこと。それ以来、イギリスとヨーロッパ大陸を行き来する人が利用し続け、その数はイギリスの人口の5倍に当たる3億6600人に上ります。





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利用客の3分の2が列車のユーロシャトルを利用していて、イギリスの利用者となると80%にもなります。




来年までも4%以上の減益の見通し





EU離脱が決定してからのポンド安が続いているため、英仏海峡トンネルの収益は2016年が4.5%の減益で5億3500億ユーロ(約627億円)となる見通しです。





関連記事:イギリス財務省がBrexit(イギリスのEU離脱)で1年は不景気になると分析





Groupe Eurotunnel SAは、イギリスの通貨ポンドはユーロに対して7%近く安くなると予想しているため、2017年も収益は4.3%下がるだろうとしています。





Groupe Eurotunnel SAの株価はEU離脱が決定した直後には30%下落し、今もまだ国民投票前と比べて16%マイナスの状態のままです。




また、2015年11月のパリ同時多発テロや今年3月のブリュッセル同時多発テロの影響を受けて、英仏海峡トンネルの利用者が3%減少しています。



<追記>

EUは10月にカナダとの自由貿易協定を結び、暫定発布の2017年から大きな経済効果が見込まれていますが、離脱が決まっているイギリスは残留していた場合には130億ボンドの利益を得ることができたとされています。




関連記事:イギリスがEU離脱について発表した単一市場からの撤退が意味するものとは?



参照


http://www.marketwatch.com/story/eurotunnel-warns-brexit-volatility-to-hit-earnings-2016-07-20
http://www.afpbb.com/articles/-/3093873
http://www.bbc.com/news/business-36843071



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