上海ディズニーランドが16日オープン。中国らしさを出した演出も

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初めての海賊エリアや最大規模のシンデレラ城



6月16日に中国の本土としては初となるディズニーランド、上海ディズニーランドがオープン。ディズニーの世界観をメインにしつつも、予定されているパレードに映画『ムーラン』のキャラクターが登場したり中国の雑技を取り入れた演出をするなど、中国らしさも十分感じられるテーマパークとなっています。














5月17日から始まっていたプレオープンも終わりいよいよ正式オープンとなる上海ディズニーランド。中国には香港ディズニーランドがすでにありますが、本土としては初めてとなります。建設にかけられた総工費は55億ドル(およそ5850億円)で、その広さは963エーカー(約3.9平方km)もあります。





ディズニーランドのシンボルともいえるシンデレラ城はどこのディズニーランドよりも大きなつくりになっています。




アイガー最高経営責任者は宣伝効果も考えて、テーマパークの規模の大きさは非常に大きな意味を持っているとコメントしています。




テーマパーク内は「ファンタジーランド」「トレジャー・コーブ(海賊エリア)」「アドベンチャー・アイル」「トゥモローランド」「ミッキー・アベニュー」「ガーデン・オブ・イマジネーション」の6つのテーマランドから構成されていて、コンセプトを実現するために700人の「イマジニアー(デザイナー)」が活躍しました。








プレオープンには100万人の来場客



プレオープンの6週間の間に訪れた人の数は100万人にも上りましたが、ディズニー側はエチケットに関するガイドを出してはいるものの、来場客のマナーが問題視される場面もあり、正式にオープンをしてからも浮上する懸案になるのではないかと思われます。





テーマパークのリピーターになりやすい、上海ディズニーランドまで列車や車で3時間以内に着ける範囲には3億3000万人の人が住んでいます。初年度の来場客数は1000万人から1200万人を見込んでいるとのことです。




ピーク時のチケットは日本より高く





ただ、入場料は平日で370元(およそ6300円)ですが、ピーク時の価格は499元(およそ8500円)となり、日本の東京ディズニーランドよりも高い値段となります。




「大勢の人が上海ディズニーランドに詰めかけると予想されるが、上海市民はそこまででもなさそうである」





アナリストの予想ではテーマパーク内での消費は1人当たり1300元(およそ2万1000円)、年間の消費総額は95億元(およそ3120億円)に達するとされています。これは上海市のGDPの0.8%に当たり、また周辺の不動産価格も上昇しているとのことです。















<追記>

11月10日に上海ディズニーランドは2018年のオープンをめどに7つ目のエリアの着工式典を行ったことを発表しました。





新しいエリアはアニメ映画の「トイ・ストーリー」をテーマにしたもの。范董事長は「国内外の観光客に楽しんでもらえるよう、新たなソフトを提供していきたい」とコメントしています。





参照

http://jp.reuters.com/article/disney-china-idJPKCN0Z109B
http://www.asahi.com/articles/ASJ6G527HJ6GUHBI02F.html
http://www.telegraph.co.uk/travel/destinations/asia/china/shanghai/articles/shanghai-disneyland-in-numbers/
http://tdrnavi.jp/tour/sdl/
http://news.livedoor.com/article/detail/11611266/
www.magicaldisney-jp.com/disneyprice.html
http://www.recordchina.co.jp/a141312.html
http://www.recordchina.co.jp/a141210.html
http://www.nna.jp/articles/show/1532485



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