黒人歴史月間のイベントの一環でホワイトハウスに招待されたヴァージニア・マクローリンさん
ことの始まりは2014年も終わろうとする12月のことだった。ワシントンD.C.に住むヴァージニア・マクローリンさんの、ぜひオバマ大統領に一度お会いしたいというメッセージの動画がYouTubeに投稿された。
下の動画が実際の投稿。
「生きている間に黒人の大統領を見ることができるなんて思いもしなかったもの。本当にうれしいわ」
当時104歳だったマクローリンさんは地元のワシントンD.C.で深刻な精神障害を抱える学生たちと1週間、40時間のボランティア活動をしたことで表彰を受けた。
その際、インタビューを受けたマクローリンさんは大統領に会いたいと答えたのだった。それを受けてマクローリンさんがオバマ大統領に会えるよう後押ししようという動きが持ち上がった。
そうしたいきさつがあって上の動画がYouTubeにアップされ、さらにはフェイスブックにも"White House petition"というページが作られた。
1年の時を経て、マクローリンさんの願いは叶った
そして先週、ついにマクローリンさんはホワイトハウスに足を踏み入れた。
オバマ大統領に名前を呼ばれると大きな声で応え、両手をあげて喜び跳ねるようにして大統領と手を取りながら挨拶を交わした。
さらには「ミシェルにも挨拶するかい?」とオバマ大統領にきかれたマクローリンさんは足早にミシェル夫人に歩み寄った。あまりの動きにオバマ大統領も「ゆっくり、ゆっくりでいいから」とたしなめるほど。
ミシェル夫人の「私も年を重ねたらあなたのようになりたいわ」という言葉に、マクローリンさんは上機嫌で「なれますよ!」と答えた。
そしてマクローリンさんを真ん中に3人でダンスを踊る一幕も。「どうしたら106歳になっても踊れるのかな?」というオバマ大統領の言葉に「とにかく体を動かし続けるのよ」と。
マクローリンさんは来月の12日に107歳の誕生日を迎える。