ドローンパイロットのポール・ヌルッカラ氏が公開した空撮動画
アメリカのプロ・ドローンパイロットのポール・ヌルッカラ(Paul Nurkkala)氏が2017年9月20日に公開した動画は、10日で再生回数がおよそ120万回にまで達するほど話題になっています。スポンサーリンク
"Flight of the Year"とタイトルがつけられた動画はドローンに取りつけられたカメラで撮影された4分半の空撮で、ドローンが列車の周りを縦横無尽に飛び回っています。
あまりにきわどい操縦だったため鉄道会社からお叱りの言葉を受けてしまったようですが……。
ポール・ヌルッカラ氏の"The Flight of the Year"
ポール・ヌルッカラ氏はアメリカのプロ・ドローンパイロットで9月25日にはGreat Lake Cupで優勝を果たしている実力の持ち主。
そんな彼のドローンは渓谷のそばを走り抜ける列車の上下左右を高速で行ったり来たりし、橋脚の間や車両の下をくぐり抜けるなど驚きの操作技術を披露しています。
使用しているドローンはヌルッカラ氏が自らカスタマイズした自作機で、カメラはa GoPro HERO5 Sessionを搭載。
「景色が流れていくような動画としては上位に入るものではないだろうけど、そういうのってだいたい同じようなのが多いでしょう。だから違った感じのものを見せたかったんです」とヌルッカラ氏。
その圧倒的なドローン操作と遊び心あふれる映像で注目と称賛を集めている一方、鉄道の運転にとって危険な操縦だとユニオン・パシフィック鉄道は指摘しています。
「ユニオン・パシフィック鉄道ドローン・ポリシー・ステート」(the Union Pacific Railroad’s drone policy states)では、「ユニオン・パシフィック鉄道の従業員や機器、そして公共の人々が支障をきたしたり危険にさらされるようなドローンの操縦は決してしてはならない」という規定があります。
また、すべてのドローン操縦者はアメリカ連邦航空局の定めた法令に従い、安全な操縦を行わなければならないとされています。
参照
https://petapixel.com/2017/09/22/guy-flew-camera-drone-onto-inside-moving-train/
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