ダイソンが独自の技術を応用して次に参戦したのはドライヤー。美容家電に新しい風

                                                 https://youtu.be/S4B_yimuxWM より

103人のエンジニアが関わり、4年の歳月をかけ、実験した髪の毛の長さは1600km




独自のAir Multiplier(エアーマルチプライヤー)技術を応用して、イギリスの電気機器メーカー、ダイソンが同社としては初めてとなる美容家電の製品を手がけました。

発表されたのはヘアドライヤー「SuperSonic(スーパーソニック)」の発売。掃除機や扇風機など、少し高額ながら性能で抜き出るダイソン製品の設計をドライヤーにも応用したもので、熱損傷による髪へのダメージを防ぐこともできるようになりました。









さすがに扇風機のように無音というわけにはいきませんでしたが、Supersonicはほとんど気になるような音ではなく、それでいて大量の送風を実現しています。


価格は税別で4万5000円。





V9モーターが実現した送風



ダイソンとしては最小最軽量のモーターとなるV9モーター内は1秒当たり13リットルの送風量。それをAir Multiplier技術により送り込まれてきた風を40リットルの量にする仕組みになっており、通常のドライヤーには11枚のブレードを13枚にして風の乱流と旋回を抑えることで静かな送風をしています。



13枚にすることで、人の耳には聞こえない周波数に振動を調整しているとダイソンは説明していますが、ただ、送風をもっとも強くすると通常のドライヤーのようにそれなりの騒音になってしまいます。また、モーターが小型である分、使っていて手が疲れることも少なくなります。




空気の吸い込みをするフィルターは持ち手の底にあるので、誤って髪をドライヤーの内部に巻き込んでしまうような危険もありません。




3種類のアタッチメント




もちろん髪を乾かすのに十分な送風量を持ったSupersonicですが、それだけではなく、スタイリングのしやすさにもその送風技術が生かされています。




ドライヤーにつけるアタッチメントは「スムージングノズル」「スタイリングコンセントレーター」「ディフューザー」の3種類。スムージングノズルは風量を弱めて優しく髪を乾かすのに、スタイリングコンセントレーターは当てたいところに風を集中させるのに、そしてディフューザーは分散した風でふんわりした髪型を全体的に乱さないようにするのに向いています。



磁石で取り付け取り外しが簡単にでき、素材が二重構造になっているのでドライヤーの使用直後でもアタッチメントを触っても熱くならないような工夫が施されています。



熱損傷を避けるために、毎秒20回で計測するセンサーが内蔵されていて、一定の温度が維持されるように自動制御する機能を備えています。





日本での発売は4月28日から。




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