2012年の金環日食以来の日本でも見られる日食
2016年3月9日の午前10時から正午ぐらいにかけて、日本全国で部分日食が観察できます。日本で見られる日食としては、一大ブームになった2012年の金環日食以来4年ぶりになります。
今回の日食は日本よりもっと南の地域を中心にして起きる日食なので、より南の県ほどくっきり日食する様子が見られることになります⇒日本各地の部分日食のスケジュールと欠け具合
太陽と地球の間にちょうど月が直線状に入ったときに起きるのが日食ですが、部分日食と皆既日食が見られる場所を絵にすると下のようになります。
絵のような皆既日食が見られる狭い部分に今回入っている国はインドネシアです。パレンバン、ジャカルタ、バンジャルマシン、パルなどの都市で皆既日食を観察することができます。
各旅行会社も3月9日を中心にツアーの企画を組んでいて、すでに現地で観光している人も多いようです。当日にはアートフェスティバルも開催される予定のようです。
インドネシアの皆既日食のライブ配信
今から楽しみな日食ですが、あらためて絶対にやってはいけない観察方法を確認しておきましょう。
- わずかな時間でも肉眼で太陽を見る
- 望遠鏡や双眼鏡を使う
- 黒く塗った下敷きを通して見る
- 写真フィルムを使って見る
- サングラスで見る
必ずピンホールを使うか日食観察専用のグラスや遮光版を使いましょう!
ちなみに世界で皆既日食が見られるのは2017年8月21日で場所はアメリカなどが中心になります。
日本の部分日食は2016年1月6日です。皆既日食となると2030年6月1日で場所は北海道になります。
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