原油価格がそろそろ回復に向かう?OPEC加盟国の思惑は

12年ぶりの低い水準となった原油価格の見通しは…



私たちにとって身近なところではガソリンの価格や海外旅行に行く際の飛行機の料金などに関わっている原油価格だが、もちろん世界の経済に大きな影響を与える。


日本も昨年12月の貿易収支が原油価格の下落が大きな要因となって2カ月ぶりの黒字に転じている。









原油価格の下落は原油産出国による過剰供給が原因とされていて、先週も2004年以来となる低い価格になった。


原油価格の重要な指標となるOPECバスケット価格は金曜日の時点で1バレル26.74ドル。2014年の価格と比べて70%も下落している。





原油価格



生産縮小に動きつつあるというOPEC加盟国


しかし、OPEC(石油輸出機構)は原油安への対応する動きにまとまりつつあるという。


UAE(アラブ首長国連邦)のエネルギー相はウォールストリートジャーナルの記者に対し、「OPEC加盟国は減産へ協調しようという気持ちがある」と言っている。


またナイジェリアの石油資源相は「原油相場安に歯止めをかけるためにどのような手立てをするのか決断をくだすべきだという意見の一致がOPEC内で大きくなりつつある」とロイター通信に答えている。




実際にOPECが減産に動くのかどうか、今後の動向が注目される。






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